AI業務と大企業
こんばんは
最近は「TSUTAYAカフェ」にはまっています。
無料で本が読めるのが魅力的。何時間もいちゃいます(利益でるんですかね。。。)
さて、今回は「大企業でのAI業務」について語ります。
結論として「ベンダーコントロールで終わる」です。
私のいたNTTもAI受託業務をやっております。NTT営業マンがお客様から課題をヒアリングして、技術的な提案はできないから、社内の少しAIに詳しい部隊を連れ出して、ざっくり要件定義をして、AIベンダーに丸投げします。
AIベンダーに丸投げ後は、ベンダーコントロールとお客様への進捗報告をします。
「お客様ー大企業SIerーAIベンダー」関係のメリット、デメリットとしては
◇お客様メリット
-取引先が信頼でき、プロジェクトが途中で頓挫(倒産含む)するリスクが低い
◇お客様デメリット
-SIerが間に入ることで余計な費用が掛かる(1.3倍~1.5倍)
-実働部隊(AIベンダー)までの距離が遠く、意思伝達、実行までに時間がかかる
私がAIの大きな案件に携わらせて頂いた時に特に思っていたことは
とにかくスピードが遅いということです。確認、確認、確認の連続で橋渡し役でした。プロジェクトを円滑に進めるためには
コミュニケーションコストをいかに減らすかが大切になると思います。
※実際のAI案件の構図としては
お客様ーNTT営業部隊ーNTTサービス販売担当ーAIベンダー窓口ーAIベンダー実行部隊
↑お客様からの質問の回答に2週間近くかかることもありました。
たしかにお客様自身も大企業であるならば、そこに接点を持つのは大企業SIerになり、中間搾取構造も仕方ないのかもしれません。ただ、今後AIがもっと身近になれば、ベンチャーAI企業が直接的に大手企業とやり取りすることが多くなると思います。
私はAIベンチャー企業に転職しますが、そんな未来の一助を担えればと思います。